歯がちょっと痛い、、、
そんな時は既に虫歯が進行しているのです
「歯が痛み始めたり、虫歯ができたら歯医者がいけば治してもらえる。」
そんな風に考えていませんか?
しかし歯が痛い時点で虫歯はかなり進行しているものです。
そんな状況になってしまうことを避けるために、虫歯のチェックやクリーニングのために年に数回、定期的に検診を受けることをお勧めします。
しかし、もし既に歯に痛みがある場合は、なるべく早く当院にお越しください。
虫歯診断機器 ダイアグノデントペン
当院では、ダイアグノデントペンを導入しています。
「できるだけ歯を削らない。」「できるだけ歯を抜かない。」治療を実現するためにダイアグノデントペンは、歯科治療を「虫歯を見つけてすぐに取り除く治療」から「虫歯の進行状況に応じて適切に管理する治療」へと変える機器です。
ダイアグノデントペンのメリット
- レントゲンや肉眼では検出できない初期虫歯を検出できる。
- 虫歯菌の活動量を測定して数値で表すため虫歯治療を行うかどうかの判断材料になる。
- 器具を使って行われる初期虫歯の破壊や悪化がない。
- 深い溝に広がるような形状の虫歯を検出できる。
- 虫歯の進行が数値で追跡できるため、フォローアップ中の虫歯の進行度が数値で理解できる。
- 歯の表面に優しく、低出力レーザービームを照射するだけなので、小さなお子さんや妊婦さんにも無痛で安全。
虫歯の分類と治療法
- CO観察が必要な歯
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エナメル質がわずかに溶けた虫歯の初期段階です。
適切なケアとフォローアップ観察で虫歯の進行を止めることができます。
歯が元の健康な状態に戻る可能性があります。
まだ削る段階ではありません。治療法
虫歯の原因となる汚れ(プラークや歯石)を除去します。
まだ削る段階ではないので、フッ化物塗布による歯の再石灰化を促進して虫歯を予防します。
削らずに治ると言われるCOは、虫歯が発生する一歩手前と言えます。
油断すると、すぐに虫歯になってしまうことがあります。
定期的な検診をお勧めします。
- C1初期虫歯
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歯の表面やエナメル質内に虫歯が残る状態です。
黒く変色していたり、小さな穴があったりすることがありますが、痛みはまだほとんどありません。
1日で治療が完了できる段階です。治療法
虫歯になった歯の部分を削り取った後、1日で治療が完了します。
ほとんどの場合、麻酔なしで治療ができます。
(エナメル質の下にある象牙質を取り除くと痛みが感じられます。)
- C2中程度の虫歯
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エナメル質の下にある象牙質に虫歯が進行しています。
冷たい食べ物や甘いものがしみることがあり、歯ブラシの刺激で痛みが出ることもあります。
虫歯を削って詰め物が必要になる場合があります。治療法
虫歯の部分を削り、虫歯を完全に除去します。
虫歯が象牙質(エナメル質の下で削ると痛む部分)に達しているため、治療中に麻酔が必要になることがよくあります。
その後、型を取り、詰め物を装着します。
保険適用の場合は金属インレーを詰めることで治療が完了します。
C2以上の虫歯に対しては、取り除く範囲が大きいため、白いプラスチック(コンポジットレジン)インレーよりも強度が金属インレーを使用します。
白いプラスチックをC2以上の虫歯に使用すると、患者の噛む力によって摩耗したり、剥がれてしまうことがあります。
白いプラスチックの詰め物を選択する場合は、定期的な検診でチップや摩耗の早期発見につながります。
自己負担ではありますが、強度のある白い詰め物も利用可能です。
- C2とC3の境界線上にある虫歯
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虫歯は象牙質まで進行しています。
ほとんどの場合、痛みを感じます。(個人差や歯の進行状況によります)
象牙質は柔らかく、進行しやすいです。
早期治療が重要です!治療法
麻酔が効いた後、虫歯を削ります。
詰め物を入れて虫歯の細菌を鎮めます。
痛みが収まるか、少なくとも1週間様子を見ます。
痛みが再発した場合、C3治療に進みます。
その後、歯の型を取り、詰め物(金属インレー)をいれて治療が終了します。
詰め物を入れてから数週間から数か月で痛みが始まることがあります。
この場合、C3治療に進みます。
最初からC3治療「神経除去治療」を行うと、痛みがなくなりますが、神経を取り除くと歯の寿命が短くなります。
- C3大きな虫歯
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虫歯が歯髄(歯の神経)に達している状態です。
冷たい食べ物や温かい食べ物で痛みを感じ、何もしなくても痛みが発生します。
C3は、痛みのために夜も眠れなくなるほどです。
麻酔下での根管治療が必要です。治療法
投薬
麻酔が効かない程度の自発的な痛みがある場合に治療を行うと、治療の刺激によって痛みが増すことがあります。
まずは抗炎症薬や鎮痛薬を服用して炎症を抑えます。歯を削って神経を取り除く
虫歯細菌で感染した歯髄(神経)を取り除きます。
これは根管治療と呼ばれます。
生きた歯髄(神経)に触れると非常に痛いです。
そのため、この治療の前に強力な麻酔を行う必要があります。
痛みがなくなるまで何度も汚染された神経を取り除きます。
約2~5回かかります。
この段階で神経を十分に取り除かないと、再発や後の痛みが起こることがあります。根管治療の期間
根が完全に綺麗になるまでこの治療は完了しません。
根の内部にある「根管」を綺麗にするために必要な治療回数は、症状によって約2~5回と推定されています。
週に1~2回治療に通えば、約1か月かかります。
根の状態が悪い場合は、治療が長引くことがあります。
できるだけ自分の歯を残すために、治療を根気よく続ける必要があります。
- C4虫歯が進行し、歯の根だけが残っている状態
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C4は歯の根の部分だけが残っている状態です。
痛みがなくなったとしても、根の先に膿がたまると、歯茎が腫れて激しい痛みを引き起こすことがあります。
また、免疫力の低下によって突然痛みが始まることもあります。
重症の場合は、抜歯することもあります。治療法
根を保持できる場合は、C3治療の根管治療(神経除去治療)を行い、根の内部をきれいにします。
歯茎に膿が溜まっている場合は、切開手術が必要になることがあります。
根を保持できる場合は、土台を設置し、クラウンを装着します。
C3治療と比較して、歯が崩壊し根だけが残っているため、隣接する歯とつなげてクラウンやブリッジを装着することがあります。
C3およびC4の歯を長期的かつ安定して残すためには矯正治療および歯周治療、口腔外科治療の技術が必要となってきます。
インプラントもいい治療なのですが、やはり自分の歯に勝るものはありません。
ご自身の歯をあきらめたくない方やちゃんと自分の歯を残したい方はご相談ください。
笑うと銀歯が目立って気になる…銀歯を自然な歯に!!
「茅町駅」より徒歩5分、三重県伊賀市の歯科院「矢谷歯科医院」では、白く目立ちにくい詰め物コンポジットレジンによる治療を行っています。
虫歯を治したいけど銀歯にはしたくないという方はお気軽にご相談ください。
虫歯は早期発見、
歯磨き、定期検診が大切です
放っておくと、虫歯はじわじわと侵食していきます。
虫歯になったことがある方は、その痛みを知っていると思いますが本当に痛いです。
最善の方法は、自宅でのケアを行い、定期的に検診を受けて早期発見・早期治療を行うことです。
治療中は、できるだけ早く痛みから解放されることを優先して行います。
治療が終わって患者様の顔が穏やかになるのを見ると、とても安心感があります。
状況が重度の場合は、段階的な治療が必要なため何度も通うことになりますが、正常な状態に戻るまで精一杯治療します。