伊賀市・名張市・亀山市・津市の歯医者で親知らずの治療・インプラントをお考えなら「SPT 矢谷歯科口腔医院」

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症例紹介

症例紹介

当院の審美歯科症例集 その②



こんにちは。三重県伊賀市にある歯医者「SPT 矢谷歯科口腔医院」です。

日頃より当院をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。
当院は伊賀市だけではなく近隣の名張市や亀山市、津市などからも患者様にご来院していただいております。今後もますますと地域の歯科医療を盛り上げていける様に貢献していきます。

さて今回の症例コラムは審美歯科治療の症例を解説させていただければと思います。

今回はホワイトニングおよび左上2(左上の前から2番目の歯のこと)に対してオールセラミックを被せました。どのような経過を辿っているかを詳しくお伝えできたらと思いますので宜しくお願い致します。

症例紹介

患者様は27歳・女性の方で主訴としましては左上2の詰め物の変色および全体的な歯の色が気になるとのことでした。
この患者様に関しては当院にずっと定期的なメンテナンスで通院していただいている患者様なのですが、虫歯予防のために右下の親知らずを抜歯を行ったり、虫歯治療をさせていただいていました。
歯自体は健康的なので治療も一旦終了しようかと考えていたところだったのですが、患者様から「先生、実は前から左上の歯の詰め物などの変色が気になっているんですよねぇ・・・。」とご相談していただいたのがきっかけです。

診査・診断

患者様の前歯をよく診察させていただきますと、左上2の歯の表面にCR充填(白い詰め物のこと)で治療されているのですが、経年変化で色が変色していました。
白い詰め物は治療した時は周囲の歯の色に調和して審美的で綺麗でいいのですが、長年経過すると変色してくるのが欠点になります。
また患者様の歯は矮小歯と言って、一般的な左上2の歯と比較して小さいのが特徴的でした。おそらくCR充填によって他の歯の大きさに調和するようにしていたのだと考えられます。左上2の審美的に治療する方法として考えられることとして

  1. CR充填を新しくやりかえる。
  2. ボーセレンラミネートベニアにて治療する。(ラミネートベニアとは歯の表面だけを一層削合して、ポーセレンのシェル状のものを貼り付ける治療法のことです。)
  3. オールセラミックスクラウンやジルコニアクラウンで被せ物を行う。

以上の3つが考えられるのですが、CR充填で治療すると変色し、将来的にまたやりかえないといけなくなる可能性があること、CR充填を除去するとボーセレンラミネートベニアの接着面積が小さくなることなどを考慮して、Krとの話し合いの結果、今回はオールセラミックスクラウンを被せる方法を取りました。

また、患者様は他の歯も白くしたいとのことでしたので、ホワイトニングも併用させて頂きました。
ホワイトニングを併用する時は必ずホワイトニングを行なってからホールセラミックスクラウンを行う順番となります。
この理由としては、先にオールセラミックスクラウンを被せてしまうと、ホワイトニングでオールセラミックスクラウンの色に合わせるのは至難の業になります。ですので、先にオールセラミックスクラウンを被せる前にホワイトニングが必要となってきます。

ここからは実際にどのような手順にて治療していったかを解説していきます。

左上2を削って仮歯を被せる

まずは左上2の仮歯を被せるために、歯を削合して仮歯を被せます。仮歯といってもプロビジョナルレストレーションと言って、最終的な補綴物を被せるために噛み合わせや顎の運動を邪魔していないか、顔に調和しているかを診るための大事なものです。

ホワイトニングを行う

まずは先ほども述べたように、オールセラミックスクラウンを被せる前にホワイトニングをしていきます。ホワイトニングを行う範囲としては一般的に上下左右5までになります。(患者様によっては上下左右3までの時もあります。)ホームホワイトニングを行うために患者様のお口の型取りをさせて頂き、ホワイトニング専用トレーを作製しました。
当院で使用しているホワイトニング剤はティオンホームウィズ(GC社)」を採用しています。その理由として、10%過酸化尿素と濃度は低いものの、ホワイトニング効果が大きく、1日につける時間は1時間でいけるからです。以前使用していた「ティオンホームプラチナ(GC社)」は1日の装着時間が2時間だったのですが、それが改良されティオンホームウィズは1時間になりました。
たった1時間の短縮かもしれないのですが、1時間装着時間が縮まっただけても患者様の負担はだいぶ軽減されるのではないかと思います。
昔のホワイトニング剤は就寝時ずっと装着しておくなどだったので、ホワイトニングを途中で脱落する患者様が多かったのですが、1日1時間でいいのなら多くの患者様が続けられそうですね!

ホワイトニングの術前および術後の写真を見てもらったらわかるのですが、術前は仮歯と他の歯が同じぐらいの色だったのですが、術後の写真では仮歯以外の歯が漂白され白くなったことで、仮歯だけが周囲の歯から茶色く浮いてしまっているように見てます。このことで他の歯がきっちりとホワイトニングされたかどうか確認できます。

歯の型取りおよびシェードテイキング

ホワイトニングした歯が自分の要望する色になったのを確認してから、型取りをしていきます。セラミッククラウンなどを作製する際は型取りの変形が少ないシリコン印象をしていきます。(最近では型取りする材料がいらない光学印象も普及してきています。)そして歯の色を再現するために、シェードガイドを用いて、歯の色を決定していきます。

1回目のオールセラミックスクラウン試適

写真は1回目のオールセラミックスクラウンの試適時の写真になるのですが、周りの歯と比較して被せ物の歯が少し暗い感じがするのがわかります。
遠くから見るとわからないかもしれないのですが、口腔内写真をアップして見るとやはりそこだけ少し暗い感じがするので患者様にご説明させていただきもう一度オールセラミックスクラウンを作製することとしました。
このように一発で歯の色が合えばいいのですが、患者様のお口に試適させていただくことによって初めてわかることもありますので、何回か色を合わせることも珍しいことではありません。

オールセラミックスクラウン装着

今度はオールセラミックスクラウンの色が周囲の歯と調和した感じとなりました。患者様に鏡で見てもらい了解を得てから装着しました。右上2が先天性欠損になっているので、全くの左右対称とはいかないのですが、審美的になって患者様に大変喜んでいただくことができました。患者様の笑顔が輝いています!

今回はオールセラミックスクラウンを被せた症例について解説させて頂きました。男女問わず20代は美意識が高くなる時期だと思います。美意識を高くして素敵な出会いなどがあるといいですね!

先日、トリートメントコーディネーターと言って患者様の治療計画や悩みなどの相談にのってくれる方を養成するセミナーに当院のスタッフと一緒に参加してきました。
全国からトリートメントコーディネーターを志す生徒が集まって皆真剣にセミナーを聞いて勉強されておられました。私も負けてられないと正直思いました。
20代を中心とした若い方が多かったのですがそこで面白いことを言っていました。ホワイトニングなどの審美治療のメリットをそれぞれが1つずつ発表していったのですが、出た意見が、

「モチベーションや歯に関する関心が増える」

「ティースジュエリーがばえる」

「虫歯予防になる」

「周りの方に自慢できる」

「禁煙につながる」

「美意識が高くなる」

「口が臭くなさそうな気がする」

などの意見が出ていました。自分では思いつかないこともたくさん言っておられたので綺麗なお口を見て人がどのように感じるかは違うと思ったのと若い方のパワーはすごいなぁと関心していました。

このようにそれぞれの患者様が何を目的に審美治療を行いたいのかも一緒に考えれたらまた一つ患者様に貢献できると思いましたのでこれからも頑張っていきます!

治療詳細

治療内容: 全体的に歯を白くしたいのと、左上2の変色した歯を綺麗にしたいとのことでホワイトニングと併用し、セラミッククラウンを入れさせていただきました。何回か色合わせを行い、自然な仕上がりになりました。

治療期間:約7ヶ月

回数:13回

費用:総額:約¥160,020-【検査、クリーニング、フッ素塗布、噛み合わせ・型取り等の費用を含む。このうちセラミック、ホワイトニングの費用は¥143,000-(保証費込)】

リスク・副作用:セラミック冠の脱離および破折、歯根破折、知覚過敏、ホワイトニングの後戻り等

上記に似た症状がある方や自分の口腔内が気になる方、審美治療に興味をお持ちの方は、三重県伊賀市にある歯医者「SPT 矢谷歯科口腔医院」にご相談ください。当院では、伊賀市だけでなく、名張市、亀山市、津市などの近隣地域からお越しの患者様にも対応しております。ご興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にご来院ください。

当院の院長・副院長は口腔外科出身で、親知らずの抜歯やインプラント治療などを得意としています。虫歯・歯周病治療や矯正治療、入れ歯治療なども行っております。ホームページはこちらご予約・お問い合わせもお待ちしておりますので、ぜひご覧ください。

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