伊賀市・名張市・亀山市・津市の歯医者で親知らずの治療・インプラントをお考えなら「SPT 矢谷歯科口腔医院」

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お知らせ

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歯周治療が上手くいかず、インプラント治療になった症例



日頃より当院をご愛顧いただき誠にありがとうございます。このコラムを書いたらランニングでもして温泉でも浸かりに行こうかなぁって思いながら書いています。皆さんはゴールデンウィークはどのようにお過ごしでしょうか?それぞれの方にとって思い出に残るゴールデンウィークになっていることを願います。

さて、今回の症例コラムでは当院で歯周治療を行ったが上手く治癒せず、インプラント治療となった症例をご紹介させていただけたらと思います。皆さん自分の歯は無くしたく無いですよね?そのためにも歯磨きなどで日頃からしっかりと歯やお口のお手入れをしてくれていることだと思います。例え歯周病であったとしても、セルフケやプロフェッショナルケアがしっかりとされていたら、歯周病の進行を抑えることもできると思います。歯科医院では軽度〜中程度の歯周病でしたらまずは歯周基本治療と言ってスケーリングやルートプレーニング(SRP)によって、歯石や感染象牙質を除去していきます。しかし重度の歯周病ともなると抜歯の選択肢が一番濃厚になってくるのが臨床をしていて感じるところであります。今回は重度の骨欠損を認めた歯牙に再生療法を行いましたが、上手く治癒せず、結局はインプラント治療になった症例をご紹介します。

伊賀市の歯医者「矢谷歯科医院」歯周治療が上手くいかず、インプラント治療になった症例
伊賀市の歯医者「矢谷歯科医院」歯周治療が上手くいかず、インプラント治療になった症例
伊賀市の歯医者「矢谷歯科医院」歯周治療が上手くいかず、インプラント治療になった症例

患者は50歳男性で、他院で左下6の歯周病の治療をしていたが、一向に良くなる気配がなく、クリーニングしかしてもらえないので一度診てほしいとのことでご来院されました。患者様の口腔内を診させていただくと、口腔内は一見、何の症状もないように見えてきれいな状態であったのですが、レントゲン写真及びCT画像を撮影させていただくと左下6の前の根っこの部分が極度な骨吸収を認め、そこから膿が出ているような感じでした。CT画像からは前の方の根っこ(近歯根)の先まで、極度に骨がなくなっていることが伺えます。

歯周ポケットが深く骨の欠損が大きいと将来的な予後が悪く、抜歯になるケースが多いです。それは過去のデータから多く報告されています。根尖側1/3の垂直的骨吸収の歯の10年後の生存率は23.1%と報告されています。

参考文献:Vertical subclassification predicts survival of molars with class II furcation involvement during supportive periodontal care. MS Tonetti, AL Christiansen, P Cortellini. Journal of Clinical Periodontology, 2017

患者様には予後が悪く歯周再生療法を行ったとしても上手く可能性が低いことをご説明させていただいたのですが、どうしても歯を残したいとのことであったので、十分説明しご理解頂いた上で歯周組織再生療法をトライさせて頂きました。

歯周基本治療

まずは、スケーリングやルートプレーニングといった歯周基本治療を行い歯石除去や感染歯質の除去をしていきました。歯周基本治療によって歯茎の状態を引き締め整えます。

歯周組織再生療法施行

伊賀市の歯医者「矢谷歯科医院」歯周組織再生療法施行
伊賀市の歯医者「矢谷歯科医院」歯周組織再生療法施行
伊賀市の歯医者「矢谷歯科医院」歯周組織再生療法施行

歯周組織再生療法を行いました。左下6近心根の周囲は不良肉芽が多く除去するのが大変でした。再生をなるべく良くするようにPRGFおよび骨補填剤を混和したものを骨欠損部に埋めて閉創しました。

術後経過

術後5日目

伊賀市の歯医者「矢谷歯科医院」歯周組織再生療法施行の背術後

創部が開いてしまい、組織が壊死を起こしました。このように創部が壊死してしまったのですが、この時点では組織を掻破などせず、洗浄しながら経過観察を行いました。

術後1ヶ月〜4ヶ月

術後1ヶ月

術後2ヶ月

伊賀市の歯医者「矢谷歯科医院」歯周組織再生療法施行の背術後2ヶ月

術後4ヶ月

伊賀市の歯医者「矢谷歯科医院」歯周組織再生療法施行の背術後4ヶ月

歯肉の状態が落ち着いてきました。しかしレントゲン写真で確認しても骨が出来ている感じを認めませんでした。

左下6の抜歯

伊賀市の歯医者「矢谷歯科医院」左下6の抜歯

骨が出来ていない状況でしたので、やはり左下6を保存することは難しいことを再度ご説明させていただき、患者様が納得していただいた上でインプラント治療へと移行していきました。インプラントを行うためにはしっかりした顎骨の土台が必要になりますので、抜歯と同時にGBR(Guided Bone Regeneration:骨再生のこと)を行いました。術後は良好で骨の成熟のために次のインプラント治療に移行するまでに役半年ほど期間を設けました。

GBRに関してはこちらのコラムをご参考ください。

インプラント埋入手術

伊賀市の歯医者「矢谷歯科医院」インプラント埋入手術

事前にサージカルガイドステントを装着して、どの方向にインプラントを埋入するのか確認する時の画像で骨がしっかりと形成されていることが伺えます。

インプラントOpeの時に歯茎を切開して、インプラント埋入予定部位をみると過不足なくしっかりと骨が出来てくれていました。インプラントは1回法で行いました。

インプラントの埋入術式に関しては別のコラムをご参考ください。

インプラント上部構造の装着

伊賀市の歯医者「矢谷歯科医院」インプラント上部構造の装着
伊賀市の歯医者「矢谷歯科医院」歯周組織再生療法施行の背術後
伊賀市の歯医者「矢谷歯科医院」歯周組織再生療法施行の背術後

インプラント術後の経過が良好であったので、型取りを行いインプラントの上部構造(歯の部分)を装着しました。患者様には違和感なく噛めて嬉しいと言っていただけて満足していただけました。

以上のように、患者様が何としてでも歯を残したいとのことで期待にお応えしたい気持ちで歯周組織再生療法を行なったのですが、上手く奏功せず結局はインプラント治療となってしまいました。やはり歯周病が進行した歯の治療は難しく、抜歯になるケースが多いかと思います。今回も治療期間が長くかかってしまい、逆に遠回りになってしまったことは反省点であります。

治療詳細

治療内容:右上6に対して抜歯およびPRGFを充填して、治癒を待ってからインプラント治療を行いました。

治療期間:約22ヶ月
回数:回数:34回
(歯周基本治療、術前クリーニング、歯周組織再生療法、インプラント手術、術後洗浄および経過観察等を含む)
(当院では術後もインプラントの部分がちゃんと治癒してきているかなどしっかりと経過観察を行うので、来院回数もおのずと増えます。)

費用:総額 ¥949,890-(税込み)
そのうち歯周組織再生療法、抜歯およびGBR、インプラント治療費としては、¥949,890-(税込み)(検査、診断、PRGF、インプラント手術、上部構造費用、保証費等を含む)

リスク・副作用: 創部の壊死、出血、腫脹、疼痛、青痣、神経麻痺、補綴物の脱落・破折、インプラント体の破折、咬合違和感、インプラント周囲粘膜炎、インプラント周囲炎、上顎洞穿孔、上顎洞炎等

当院ではなるべく患者様のご要望にお応えしようと思い、日々勉強や努力はしているのですが、応えることができなかったり上手くいかなかったりする場合もあります。その時は非常に申し訳ない気持ちになります。現代の歯科治療の技術や進歩は目覚ましいものがあります。日本人の人口減少が著しい中で、それを補うためにデジタルやAIが発達してきています。当院でも今後は治療や患者様接遇にデジタル技術やAI技術を織り交ぜていこうと考えています。それが患者様および医院のためになれば嬉しい限りです。しかし、先人たちが治療や研究を重ね昔からなされて治療法が確立されているところもあります。そういったところも大事にしていかないといけないと考えています。歯科治療って色々と難しいですね。(グチみたいに感じたらすいません!笑)

今回は歯周治療を行ったが、結局はインプラント治療になった症例をご紹介させていただきました。歯周治療やインプラント治療に興味をお持ちの方やお悩みの方は、三重県伊賀市にある歯医者「SPT 矢谷歯科口腔医院」にご相談ください。当院では、伊賀市だけでなく、名張市、亀山市、津市などの近隣地域からお越しの患者様にも対応しております。ご興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にご来院ください。

当院の院長・副院長は口腔外科出身で、親知らずの抜歯やインプラント治療などを得意としています。虫歯・歯周病治療や矯正治療、入れ歯治療なども行っております。ホームページはこちらご予約・お問い合わせもお待ちしておりますので、ぜひご覧ください。

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