症例紹介
当院の審美歯科症例集
こんにちは。三重県伊賀市にある歯医者「SPT 矢谷歯科口腔医院」です。
当院は伊賀市だけではなく近隣の名張市や亀山市、津市などからも患者様にご来院していただいております。今後もますますと地域の歯科医療を盛り上げていける様に貢献していきます。
さて今回の症例コラムなのですが、当院の審美歯科症例に関してご紹介させて頂こうと思います。当院ではどのように被せ物を患者様にさせていただいているか、どの様な種類の被せ物を取り扱っているかなどを当院のホームページを見ていただいている患者様により具体的にお伝えできたらと思います。宜しくお願い致します。
目次
審美歯科症例①
ジルコニアクラウン(プレミアムタイプ)
ジルコニアとは従来のセラミックを強化して、割れにくくした素材になります。ジルコニアにも種類があり、当院ではスタンダードタイプ、ハイグレードタイプ、プレミアムタイプを取り扱っています。ジルコニアクラウンの種類などに関しては下記を参考にしてください。

患者様は56歳男性の方で、主訴としては古く茶色くなった前歯の被せ物を綺麗にしてほしいとのことでした。初め保険治療の範囲内でできる被せ物を希望されていたのですが、患者様のことを考えるとジルコニアクラン(プレミアムタイプ)をおすすめさせていただきました。
なぜジルコニアクラン(プレミアムタイプ)をおすすめさせていただいた理由として、前歯で一番目立つとのこともあるのですが、保険治療でできる被せ物だと前の白い部分がプラスチック性になりますので、初め装着した時はある程度綺麗でいいかもしれないのですが、年数が経つと白い部分が変色してくるという欠点があります。今回被せ物が古く茶色くなったとのことでやり替えを希望しているにも関わらず保険治療でできる被せ物を装着すると数年経つとまた変色してくるのでやりかえる意味があまりなく、患者様にメリットがないと思いました。また歯との適合性やプラークの付着率の面からもジルコニアクラウンの方が優れています。


まずは古い被せ物を外して、土台となる歯の形成を拡大鏡などを使用して行いました。
変形が起こりにくいシリコン素材の印象材を使用して歯の型取りを行いました。そして歯の色を決めるシードテイキングを行いました。今回は右上1(右上の一番前の歯のこと)に合わせてしまうと、中央が少し青みがかってしまい、あまり審美的でないのと、患者様もどうせ作り替えるなら歯を白い感じにしてほしいとのことからその反対側の左上2の歯の色に合わせさせていただくこととなりました。
ジルコニアクラウン(プレミアムタイプ)装着


最終的な歯を被せた時の写真になります。歯茎の形態にも被せ物があっていて審美的です。歯茎の形に合うことによってより長期的に歯を保たせることも審美治療の目的の意義になると思います。保険治療でできる被せ物とは違い、自然な感じが出ています。装着前に患者様に歯の色や形を確認してもらい、了承してもらってからセメントにて装着していきます。装着後は綺麗になったと大変喜んでいただくことができました。
治療詳細
治療内容:左上前歯の被せ物を綺麗にやりかえて欲しいとのことでご来院されました。 一番前歯と最も目立つ歯になりますので、ジルコニアクラウンプレミアムタイプを装着させていただきました。ホワイトニングも考えましたが患者様は希望されませんでした。歯の色は左上2に合わせています。
治療期間:約3ヶ月
回数:5回(クリーニング、フッ素塗布等も含む)
費用:総額:約¥129,740-【検査、レントゲン撮影、クリーニング、フッ素塗布等の費用を含む。このうちジルコニアクラウンプレミアムタイプの費用は¥115,500-(保障費込)】
リスク・副作用:ジルコニア冠の脱離および破折、歯根破折、セラミック部のチッピング等
審美歯科症例②



患者様は30歳、女性の方で、主訴としては右上2の仮歯が外れかけているので治療して欲しいとのことでした。
患者様のお話を聞かせていただくと、不慮の事故によって右上2を抜歯しなければならなかったとのことです。当時の仮歯に関しては両隣りの歯に固定してある状態でした。
また患者様はこの際に綺麗な歯を入れたいとのこと、当院のヒューマンブリッジの症例をご覧になり来院されたとのことでした。
ヒューマンブリッジとは土台となる歯を全部削るのではなく、一部分のみ削りブリッジを装着する方法となります。
ヒューマンブリッジのことや実際の症例については下記をご参考ください。
ヒューマンブリッジのメリットおよびデメリット
メリット
- 歯をほとんど削合しないので、虫歯になりにくい。
- 支台となる歯がほぼ従来のままである。
- 歯を削るのに時間がかからない。
デメリット
- 適応症例が限られていて、範囲が狭い。
- 維持装置が見える可能性がある。
- 健康保険治療ではできない(自由診療となる)。
患者様と何回も話し合った結果、前歯で一番目立つところなのでジルコニアブリッジ(プレミアムタイプ)を入れさせていただくのが一番審美的でいいのですが、患者様の経済的な面も考慮させていただき、ジルコニアブリッジ(ハイグレードタイプ)を装着することとさせていただきました。


まず患者様に合ったブリッジの仮歯から作製していきました。患者様の右上1及び右上3は神経がある歯なので削除量も削りすぎることがないように慎重にしていきました。
仮歯にて患者様の歯の形および機能性を確認してから型取りを行ったのですが、患者様の噛み合わせが難しく(専門用語で言うとangle class Ⅲ)なかなか完成までには期間を要しました。(実際には歯を削り直したり、型取りをやり直したりと回数が掛かってしまいました。患者様には申し訳なかったです。)
ジルコニアブリッジ装着




最終的には色および形、機能面なども患者様に確認していただいてからセメントにて装着しました。
患者様の左上2が矮小歯と小さいので、全くの左右対称とはなりませんが、患者様には大変満足していただくことができました。また欲を言えば左上の歯茎の凹みが気になるところですが、患者様はそこまでの治療は希望されませんでした。
欠損部に対する治療方法はブリッジだけではなく、インプラントおよび入れ歯があります。それぞれのメリットおよびデメリットがございますので、下記を参考にしていただければと思います。
治療詳細
治療内容:右上の前歯が外れやすくしっかりと綺麗に治療したいとのことで来院されました。 相談の結果Brにて治療を行うことになりました。神経がある歯、噛み合わせが難しいことなどがあり、何回も思考錯誤を繰り返し綺麗に入りました。
治療期間:約1年
回数:17回(クリーニング、フッ素塗布等も含む)
費用:総額:約¥334,660-【検査、レントゲン撮影、クリーニング、フッ素塗布、噛み合わせ・型取り等の費用を含む。このうちジルコニアBrの費用は¥297,000-(保証費込)】
リスク・副作用:ジルコニア冠の脱離および破折、歯根破折、知覚過敏等
上記に似た症状がある方や自分の口腔内が気になる方、審美治療に興味をお持ちの方は、三重県伊賀市にある歯医者「SPT 矢谷歯科口腔医院」にご相談ください。当院では、伊賀市だけでなく、名張市、亀山市、津市などの近隣地域からお越しの患者様にも対応しております。ご興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にご来院ください。
当院の院長・副院長は口腔外科出身で、親知らずの抜歯やインプラント治療などを得意としています。虫歯・歯周病治療や矯正治療、入れ歯治療なども行っております。ホームページはこちら、ご予約・お問い合わせもお待ちしておりますので、ぜひご覧ください。