三重県伊賀市の歯医者「矢谷歯科医院」です。親知らずの治療、インプラント治療はぜひご相談ください。

三重県伊賀市の歯医者「矢谷歯科医院」です。親知らずの治療、インプラント治療はぜひご相談ください。

症例紹介

症例紹介

症例紹介:上顎前歯部に対して部分矯正(プチ矯正)を行った症例



こんにちは。三重県伊賀市にある歯医者「矢谷歯科医院」です。

だんだんと朝が明けるのがだいぶ早くなってきましたね。しかし場所によっては雪が降ったとのことでまだまだ寒い日が続きますので、昼と夜の温度差で体調を崩さないように気をつけたいところですね。

さて今回は、上顎前歯部に対して、部分矯正(プチ矯正)を行った症例を御紹介したいと思います。みなさんは矯正に対するイメージはどのような物をお持ちでしょうか?矯正治療を行うなら歯に全部器具をつけないといけない。高額な費用がかかる。治療期間が長いなどはないでしょうか?最近ではAI技術の発達とともにマウスピース矯正(アライナー矯正)を行う患者様が増えてきて誰でも全国どこでも矯正治療が受けることができるようになってきました。矯正治療においてはどの程度の治療の難易度なのか、全体を噛み合わすようにするのか、一部分だけの矯正治療でいいのか、など患者様によって症例がさまざまです。また患者様にとってどこまでの綺麗さを求めるかや治療期間、経済面などさまざまなことを考慮する必要がございます。

部分矯正(プチ矯正)とは?

今回、御紹介させていただく症例としましては上顎の前歯部に対して部分矯正(プチ矯正)を行った症例になります。このプチ矯正は気になる部分だけに対して部分矯正を行います。例えば「全体的に矯正するのは費用がかかるので前歯の見た目だけ何とかしてほしい」や「矯正治療を短期間で終わらせたい」などです。このように患者様によって主訴はさまざまございます。患者様の要望と適応症であればプチ矯正が行われます。プチ矯正で対応できる症例かどうかをよく検討しなくてはなりません。以下に部分矯正(プチ矯正)のメリットおよびデメリットを記載しておきます。

メリット

1.治療期間が短期間である

部分矯正を行う症例としては、軽度な叢生など簡単な不正咬合になりますので、比較的治療が短期間で終わる可能性があります。ただしヒトによっては歯槽骨が硬く歯が動きにくいなどがありますので、一律に短期間で終わるとは言えません。またエクストリュ―ジョン(矯正的挺出:歯の根っこを引っ張り出す方法)では歯周外科を伴うことが大半ですので、歯周外科などを合わせると1年~1年半ほど治療期間がかかる場合があります。

2.患者様にとって負担が少ない

全体的に歯を動かさないといけない場合はブラケットいう歯を動かす装置を歯全体的につけてその上で矯正用ワイヤーを貼らなければなりません。(最近ではマウスピース矯正で対応できる症例も増えてきたので必ずしもそうではありませんが)。全体的にブラケットやワイヤーを貼っていると食事がしずらいや頬に器具が当たって不快などストレスがあります。部分矯正は気になる部分だけを矯正治療しますので、矯正器具を装着する範囲が狭くなり、食事中などのストレスが軽減されます。

3.費用を抑えることができる

全体的な矯正やマウスピース矯正では材料代などを考慮すると、医院様にもよりますが、相場で¥400,000~になるのが一般的と考えられます。部分矯正においては施術範囲が狭いので比較的費用を抑えて安価で矯正治療をすることができます。
ちなみに当院ではプチ矯正:¥165,000-(税込)~、調整料(1回につき):¥2,750-(税込)で現在のところは行っております。

デメリット

1.噛み合わせが調整することができない

プチ矯正は見た目重視でいきますので、噛み合わせなど細かいところまでは調整することができません。噛み合わせまでをしっかり治療するならば全体的な矯正治療が必要となってくる場合が多いです。

2.抜歯もしくは歯を削らないといけない

これはプチ矯正に限ったことではないのですが、矯正で歯を動かすためには歯を動かすだけのスペースが必要となってきます。そのスペースを作る方法としては、歯を抜歯する(主に小臼歯)、歯と歯の間の隣接面を削る(専門用語でIPRと言います)ことをする場合があります。このIPRをすることによってスペースの確保はできるのですが、削合するので本来の歯とは少し形が変わります。

3.プチ矯正ができる症例が限られている

前述したように軽度な叢生など適応できる症例が限られています。プチ矯正が適応かどうかしっかりと担当医に御相談することをお勧めします。

矯正治療前

本症例の患者様ですが、44歳男性の方で、主訴としては前歯の歯並びを治したいとのことでした。写真を見てみると上顎前歯部に叢生を認めます。患者様からの要望としては「上の前歯の歯並びを治してほしい(下の前歯の歯並びは治さなくてもいい)」「短期間で終わるようにしてほしい」「全体的な矯正治療は望んでいない」とのことでした。もともとが上と下の前歯が噛み合っていなかったので、前歯だけのプチ矯正は適応であったこと、上記のメリットおよびデメリットをご説明させていただき承諾していただいたことからプチ矯正治療をさせていただきました。

矯正治療開始

右上3の犬歯から左上3の犬歯までに矯正装置(ブラケット)を取り付け、矯正用ワイヤーを張りました。左上2が内側に入り込んでいるので、ブラケットを装着しワイヤーを貼るのが難しかったのですが、何とかできました。左上2が大きく内側に入り込んでいるので歯が並んでくるのに時間がかかることも事前に説明させていただきました。

途中経過(術後約2ヶ月)

矯正治療開始から約2ヶ月になります。左上2が少しずつではありますが、前に出てきました。あともう少しってところです。また他の上顎前歯部の歯に対しても歯と歯の間の隣接面を削り、歯を動かすスペースを確保しながら行いました。

途中経過(術後約3ヶ月)

左上2もだいぶ並んできたのがわかります。あとは少しのずれなどを調整していきます。

治療終了時

矯正治療開始から約半年でプチ矯正終了時の状態になります。歯が一律に並びました。あとは歯の後戻りを防ぐために歯の裏側に保定用ワイヤーを貼って歯が動かないように固定します。実際には症例患者様では固定用のワイヤーが外れてしまい、後戻りしてしまったので、もう一度治療をやり直しさせていただきました。やはり矯正治療後の保定は本当に大事ですね。

上記で前述させていただいたように、もともとから噛んでいなかったこともあるのですが、プチ矯正なので上下の前歯を噛み合わすことはできませんでしたが、患者様には大変満足していただきました。上下の歯を噛み合わすようにするには全体的に歯を動かさなければならず、治療期間も2~3年はかかると思われます。今回患者様のご要望としては上の前歯の歯並びを改善してほしいとのことであったので、まさにプチ矯正の治療目的と合致した形になります。

この症例コラムを拝見してくださっている患者様にお伝えしたいこととしては、患者様自身がどこまで治療したいかどのようになりたいかが非常に大事であるということです。矯正治療はもちろん保険診療が効かなく、自由診療となります。自由診療ですのでもちろん高額になります。矯正治療を行うにあたり治療期間や治療費などの経済的側面、ちゃんと通院できるかどうかなど総合的に考慮することが必要となってきます。最近では矯正治療関連のトラブルのニュースをテレビなどで伝えられています。患者様が「こんなはずではなかった」や「聞いていた話とは違う」とはならないように、当院でもしっかりと患者様の要望をお聞きし、事前説明を行った上で治療させていただく所存であります。矯正治療を受けてよかったと思っていただけるように私も治療技術をさらに磨いていきます。

今回の症例では治療費は前述したように¥165,000-(税込)と調整料(1回につき)¥2,750-(税込)保険診療内でのクリーニング代となります。

まとめ

今回は症例を通して、部分矯正(プチ矯正)を御紹介させていただきました。矯正治療といっても多種多様ですので、当院では対応できないケースももちろんございます。そのような場合は近くに矯正専門医に御紹介させていただいてます。歯や歯並びのことで何か相談したいことがございましたら、お気軽に三重県伊賀市にある歯医者「矢谷歯科医院」に御相談ください。

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