伊賀市・名張市・亀山市・津市の歯医者で親知らずの治療・インプラントをお考えなら「SPT 矢谷歯科口腔医院」

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コラム

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虫歯で抜歯が必要となるケースは?費用や抜歯した後の治療について


虫歯で抜歯をしたイメージ

こんにちは。三重県伊賀市にある歯医者「SPT 矢谷歯科口腔医院」です。

虫歯の治療を早期に行えば進行を食い止めることができますが、放置すると重症化し、最悪の場合には抜歯が必要になります。抜歯すると歯を失うだけでなく、その後の治療や生活にも大きな影響を及ぼします。

「どのような場合に抜歯が必要になるのか」「抜歯にはどのくらいの費用がかかるのか」など、さまざまな疑問が生じることでしょう。

この記事では、虫歯が原因で抜歯が必要となる具体的なケースや、治療費用の目安、さらに抜歯後に検討すべき治療法について詳しく解説します。

虫歯で抜歯が必要となるケース

虫歯が重症の場合には抜歯が必要となることを説明する歯科医師

虫歯の治療が遅れて重症化すると、抜歯が避けられない場合があります。歯そのものだけでなく、周囲の組織に与える影響が大きい場合には、抜歯が最善の選択となることがあるのです。

以下に、虫歯で抜歯が必要になる主なケースを解説します。

歯根まで進行した重度の虫歯

虫歯が歯の根(歯根)まで達すると、治療が困難になることがあります。特に、歯根が広範囲にわたって損傷し、根管治療では保存が難しい場合には、抜歯が必要です。

歯周組織が破壊されている

虫歯が進行して歯を支える歯周組織(歯槽骨や歯肉)が大きく損傷した場合、歯の安定性が失われ、ぐらつきや痛みが生じます。歯周病を併発していることも多く、抜歯を避けられないケースもあるでしょう。

歯が大きく欠損している

虫歯により歯冠(歯の上部)が大きく破壊され、詰め物やかぶせ物での修復が不可能な場合、抜歯が必要になることがあります。特に、歯根の状態が悪く残しておくことが難しい場合は、抜歯が最善の選択肢となります。

周囲の歯に悪影響を及ぼす可能性がある

虫歯が進行して隣接する歯や周囲の組織に感染が広がると、顎骨や歯肉に炎症が起き、さらには全身の健康に影響を及ぼす可能性があります。このような場合、感染源を取り除くために抜歯を検討します。

虫歯を抜歯するのにかかる費用

虫歯を抜歯するのにかかる費用イメージ

虫歯が進行して抜歯が必要になる場合、その費用は歯の状態や抜歯の難易度、保険の適用状況によって異なります。ここでは、虫歯による抜歯の費用について、保険適用の有無を含めて詳しく解説します。

一般的な抜歯費用の目安

虫歯による抜歯費用は、健康保険が適用される場合、患者さまの自己負担額(3割負担)で1,000円~5,000円程度が一般的です。この費用は、歯が完全に歯茎から出ており、単純な処置な場合です。

複雑な抜歯の場合の費用

歯が歯茎や顎の骨に埋まっている場合、歯が割れている場合など、難易度の高い抜歯では費用が増加します。保険適用後でも3,000円~1万円程度になるでしょう。

また、親知らずの抜歯など特殊なケースでは、外科手術を伴いさらに高額になることがあります。

保険が適用されるケース

日本では、虫歯の治療における抜歯には健康保険が適用されます。患者さまの費用負担を抑えることができます。保険適用の主な条件は、以下の通りです。

  • 虫歯が進行し治療が不可能と判断された
  • 隣接する歯や歯茎に悪影響を及ぼす場合
  • 痛みや腫れなどの症状が強い

ただし、審美目的や患者さまの希望による抜歯は保険適用外となり、自費診療扱いになります。

虫歯を抜歯するメリット・デメリット

虫歯を抜歯するメリット・デメリットイメージ

以下に、虫歯を抜歯することで得られるメリットと、留意すべきデメリットについて詳しく解説します。

虫歯を抜歯するメリット

虫歯を抜歯するメリットは、以下のとおりです。

痛みや炎症を解消できる

重度の虫歯は、神経にまで達して激しい痛みや炎症を引き起こします。抜歯によって原因となる歯を取り除くことで、症状を根本から改善できます。

また、周囲の組織への悪影響を防ぐことが可能です。

隣接する歯や口腔環境の保護

進行した虫歯を放置すると、隣接する歯や歯茎に感染が広がるリスクが高まります。抜歯を行うことで、感染の拡大を防ぎ、他の歯や口腔全体の健康を守れます。

再治療のリスク低減

保存が難しい歯を無理に残すと、再発のリスクが高くなります。抜歯を選択すれば、再治療の頻度を減らし、長期的に口腔環境を安定させることが可能です。

虫歯を抜歯するデメリット

虫歯を抜歯するデメリットは、以下のとおりです。

噛み合わせや歯列が変化する

抜歯により歯がなくなることで、噛み合わせや発音に影響が出ます。また、歯列に隙間ができることで、周囲の歯が移動し、歯並びが悪化する可能性があります。

補綴治療が必要になる

抜歯後には、欠損を補うための治療が必要です。ブリッジ、入れ歯、インプラントなどの補綴治療を選択する必要があり、それに伴う費用や治療期間が発生します。

補綴治療を行わない場合、噛み合わせのバランスが崩れ、顎関節や咀嚼筋に負担がかかる可能性があります。

精神的な負担

歯を失うことに対する精神的ショックを感じる患者さまは少なくありません。特に、審美的な影響が大きい前歯の抜歯では、見た目に関する不安が増すことがあります。

そのため、抜歯後の見た目や機能を補う治療計画が重要です。

虫歯を抜歯した後の注意点

虫歯を抜歯した後の注意点を説明する歯科医師

虫歯の抜歯後は、治療部位を正しくケアし口腔環境を整えることが重要です。適切なアフターケアを行うことで、傷口の治癒を促進し、感染や合併症のリスクを減らせます。

以下に、抜歯後に注意すべきポイントを詳しく解説します。

抜歯当日の注意点

抜歯当日は、以下の点に注意しましょう。

止血を優先する

抜歯後は、ガーゼを噛んで止血します。歯科医師の指示に従い、30分~1時間程度しっかりと噛んで止血してください。ガーゼを早く外すと出血が続く場合がありますので注意しましょう。

触らない

傷口を舌や指で触れたり、吸う動作を行ったりしないでください。血餅(血の塊)がはがれ、治癒が遅れるドライソケットが発生する可能性があります。

飲食に気を付ける

抜歯当日は、刺激の少ない柔らかい食べ物を選び、熱いものや硬いものは避けましょう。また、アルコールや喫煙は血行を促進し、出血を引き起こすため控える必要があります。

抜歯後数日の注意点

抜歯後数日は、以下の点に注意してください。

腫れや痛みがある場合は冷やす

抜歯後は患部が腫れることがあります。冷たいタオルや保冷剤を使って冷やすと腫れを軽減できますが、長時間の冷やしすぎは逆効果です。10~15分を目安に休みながら行いましょう。

指示通りに服薬する

歯科医師が処方した抗生物質や痛み止めは、指示通りに服用してください。自己判断で服用を中断すると、感染や炎症が悪化する可能性があります。

口腔清掃を慎重に行う

歯磨きは傷口を避けて行い、周囲の食べカスや細菌をしっかり除去しましょう。うがいは軽く行ってください。強く行うと血餅が取れる可能性があるため注意が必要です。

日常生活での注意点

日常生活の点では、以下の点に注意してください。

激しい運動を控える

抜歯直後は、運動や入浴などで血行が良くなると出血が再開する場合があります。治療後数日間は安静を心がけ、無理な活動は避けましょう。

十分な睡眠と栄養補給を心がける

治癒を促進するためには、十分な睡眠と栄養バランスの取れた食事が欠かせません。特にビタミンCやタンパク質を意識して摂取すると、組織の修復が早まります。

異常があれば早めに歯科医師に相談

以下のような症状が見られた場合は、速やかに歯科医師に相談してください。

  • 出血が長時間止まらない
  • 強い痛みや腫れが数日間続く
  • 発熱や膿のような分泌物が見られる

これらの症状は感染や合併症の兆候である可能性があります。早期に対応すれば、深刻な問題を防ぐことができます。

虫歯を抜歯した後の治療の選択肢

虫歯を抜歯した後の治療の選択肢を聞く患者

虫歯による抜歯後は、失った歯を補う治療が必要です。放置すると、隣接する歯が傾いたり噛み合わせが悪化したりして、口腔全体に悪影響を及ぼす可能性があります。

以下に、抜歯後に選択できる代表的な治療法を解説します。

インプラント治療

インプラントは、顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着する方法です。自然な見た目と高い機能性を備えており、自分の歯のようにしっかりと噛むことができます。

さらに、隣接する歯に負担をかけず、長期間安定した状態を維持できるのが大きな特徴です。

インプラント治療は外科手術が必要で、治療費が高額になることが一般的です。また、治療期間は数か月に及ぶことがあり、骨の状態によっては追加の処置が必要となる場合もあります。

ブリッジ治療

ブリッジ治療は、失った歯の両隣の健康な歯を土台にして人工歯を固定する方法です。短期間で治療が完了し、費用もインプラントより抑えられる場合があります。保険が適用されるものもあるため、経済的負担が軽減される点もメリットです。

ブリッジ治療では土台となる歯を削る必要があるため、健康な歯にダメージを与えるリスクがあります。また、長期間使用すると支えとなる歯に負担がかかり、虫歯や歯周病を引き起こす可能性があります。

部分入れ歯

部分入れ歯は取り外し可能な装置で、失った歯を補う方法です。治療期間が短く、インプラントやブリッジに比べて費用が抑えられるのが利点です。また、手術を必要としないため、多くの歯を失った場合や外科的治療を避けたい方でも受けられる治療法です。

部分入れ歯は装着感に慣れるまで時間がかかる場合があります。また、噛む力はインプラントやブリッジと比較して劣ることが多いです。さらに、定期的な清掃や調整が必要で、長期間の使用には適切なメンテナンスが求められます。

まとめ

虫歯が治った女性

虫歯が重度に進行すると、抜歯が必要になる場合があります。歯根が破壊されている場合や、歯周組織が損傷している場合、治療の選択肢が限られるため抜歯が避けられません。

抜歯にかかる費用は、保険適用で1,000円~5,000円程度、難しい症例ではさらに高額になることがあります。

抜歯後にはインプラント、ブリッジ、部分入れ歯などの治療が必要です。歯科医師と十分に相談し、ご自身にあった治療法を選びましょう。

虫歯による抜歯を検討されている方は、三重県伊賀市にある歯医者「SPT 矢谷歯科口腔医院」にお気軽にご相談ください。

当院の院長・副院長は口腔外科出身で、親知らずの抜歯やインプラント治療などを得意としています。虫歯・歯周病治療や矯正治療、入れ歯治療なども行っております。

当院は、地元の伊賀市だけでなく、名張市・亀山市・津市からも多くの患者様にご来院いただいております。歯に関するお悩みはぜひお気軽にご相談ください。

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